俳優になる道

残念ながら、こうしたら確実にテレビドラマで活躍できる俳優になれる!という道はありません。また、これをしなければ俳優になれない!ということもありません。たとえば医学部を卒業して医師免許を取らなければ医師になれません。司法試験に合格しないと弁護士にはなれませんという類のものではありません。もちろん医学部を卒業したから必ず医師になれるわけではありませんし、司法試験に合格したからといって100%弁護士になれるわけではありませんが、試験に合格すればかなりの確率でその職業に就くことができます。しかし、俳優の場合は他の職業に比べてなれる可能性がとても低いのです。では、どのように「プロの俳優」、俳優の仕事で収入を得て生活をしていけるようになるのでしょうか?

■ 俳優になるには

まず、俳優として食べていくためにはどこかの事務所に所属することが絶対条件です。テレビ局も映画会社も、演劇制作会社も事務所に所属をしていないフリーの俳優にはまず使うことはありません。よっぽど個人的に知り合いである、大物が独立したなどの場合を除き普通はどこかの俳優事務所に所属していることが条件になるのです。事務所に所属するということは、もしもその俳優になんらかのトラブルがあった場合、事務所が責任を取るということです。つまり事務所は俳優の身元を保証してくれるのです。

事務所に所属するためには、オーディションを受けなくてはいけません。オーディションには2種類があります。俳優事務所に所属するためのオーディションと、作品の役者を募集するオーディションです。

事務所に所属するためのオーディションは文字通り、所属する俳優を選ぶためのものです。毎年いつと決めて実施している事務所もあれば、数年に一度募集をする事務所もあります。そしてまったく募集していない事務所もあります。最近ではオーディション雑誌が発売されていたり、事務所のホームページなどがありますのでそちらをチェックしてみるといいでしょう。随時履歴書を受け付けているという事務所もあります。

次に作品の役者を募集するオーディションですが、こちらは一般に告知されるオーディションです。オーディション雑誌などで募集される、一般人へ開かれたものです。これは無所属の俳優でも合格する確率が高くなります。なぜなら、こうした広く募集される作品では無所属の新人を求めていることがあるからです。

次にスカウトで俳優になるという方法があります。しかしこれはあまり期待できません。悪質な勧誘も数多くありますし、あなたの容姿が目の覚めるような飛び切りの美男美女であるというような場合を除き期待はできません。

最後に劇団や劇団の養成所に入って俳優を目指すという道があります。毎年たくさんの劇団が劇団員と研究生を募集しています。ほとんどの募集は3月か4月に行われています。劇団員が何百人といる大きな劇団もあれば、平均年齢が20代そこそこという若手ばかりの劇団もあります。そこではしっかりと演技の基礎を学び演技力を磨くことができるでしょう。遠回りにも思える修行の道ですが、演技力を身に付けるためには一番の近道とも言えます。ただし、演技の内容やレベルは劇団により大きく異なります。また、あなたがテレビや映画で活躍したいと考える場合は、演劇以外のメディア出演をサポートしてくれるかどうかも大切です。



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